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ポルトガルを拠点にするパブリッシャのQUByte Interactiveが,High Room Studioが開発中のホラーアドベンチャー「Saborus」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch)のプレイアブルデモを,gamescom latam 2025にて公開していたのでチェックしてきた。
「Saborus」は,食肉生産業者“サボーラス”で,屠殺用のベルトコンベア行きを逃れた一匹のニワトリが,様々な困難を乗り切りながら,屠殺場からの脱出を試みるという奇妙な設定のホラーアドベンチャーゲームだ。
ただのジョークゲームかと思いきや,排水溝の周辺には保健所から改善要求を指摘されること間違いなしの,積もり上がった血みどろの肉片が溜まっているなど,工場っぽい整然とした空間の中にも,不気味な世界が広がっている。
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Unreal Engineで描かれているグラフィックスにもリアリティがあるが,ニワトリのアニメーションも非常に精密で,じっとしていたら首をきょろきょろさせながら床を突いたりするし,走る時は羽をバタつかせながらダッシュする。
積み上げられたクレートなどには飛び上がることができないものの,ニワトリの目線で周囲をうかがっているとパチパチと光る回路や,黒い抜け穴が見つかる。クチバシでオブジェクトを運んだり,足でキーボードを踏みつけたりしてパズルを解き明かしていく。
「何をすべきか」という情報が用意されていない中でも,ヒントを察知してプレイを進められるようになっていた。
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釣りあげられて体を捩るブタや,いくつものチューブがつながれた乳牛など,どこかグロさも感じられる映像表現も多いが,開発者によると「食肉を批判するような意図はまったくない」とのこと。あくまでも悪徳業者の魔の手から逃れていくことにフォーカスしているようだ。
発売時期などは明らかにされていないものの,Steamストアページの情報によると日本語化も行われるとのことなので,気になる人はウィッシュリストに追加しておこう。
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「Saborus」Steamストアページ
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